以前にTQWTに使っていたものをコンパクトなバスレフに作り変えてみました
spedで計算するとだいたいこんな感じになります。
でもCHN-70v1の周波数特性がかまぼこ型で1.5kHzに山があるのでこんな凸凹にはなりません。
ツィーターのT20-8はほぼ平坦です。
これらを合成すると次のようになります。
以前はこれでいいかなと思っていましたが、聴いてみるとちょっと高音がきつめに思えたので2Ωを直列に入れて約2dB低くしました。ピンクの線で書いたような感じになります。
制作過程は前回のものと変わりませんので説明は省きます。
色はライトグレーを選びました。CHN-70v1のコーン紙がそんな感じの色なので。
サランネットも同じようなライトグレーにしました。
今回のは前回よりちょっと大きいからかネットを支えるのにマグネットが4箇所ではずれ落ちそうになったので6箇所に増やしました。
6/15追記 ネットワークを変更しました
音を聴いていてどうもしっくりこないのでネットワーク回路を変更しました。
クロスオーバー周波数5.5kHz -12dB/Oct にしました。
ウーファー側
ローパスフィルター 0.22mH + 4.7μF
インピーダンス補正 2.0μF + 10Ω
ツィーター側
ハイパスフィルター 2.2μF + 0.22mH
アッテネーター 2.0Ω + 19.1Ω
これで計算上はフラットになります。
回路を組んで取り替えます。早速音を出してみましょう。
中高音域はなめらかになり良くなりました。
低音はもうちょっと足りない感じです。
吸音材を減らすことにしました。
色々やって裏板側だけ残してあとは無くしました。
これでなんとかまとまった音が出るようになりました。
音源によっても音は随分変わります。
ネットラジオの Radio GROOVE CAFE というチャンネルは MP3 320kbpsで低音から高音までよく入っているので良い感じで聞けました。また iTunes の Smooth Jazz も音が良いです。でも、流す曲によってもアレンジが違うので音のバランスが変わります。結局のところ気に入ったアーチストのアルバムなんかを好みのイコライジングをして聴くのが一番でしょうね。
ネットラジオを聴いていて気に入った曲があったのでApple Music で調べたら見つかりました。
Special EFX というアーティストの Party というアルバムです。
早速ダウンロードして聴いています。
Smooth Jazz と言うか フュージョンに位置づけされるもので聞きやすいです。
6/27日 アッテネーターを変更しました
聴いていて、やはり高音がちょっときついのでアッテネーターを変更しました。
今までのに追加で直列に1.8Ω、並列に27Ωを追加して約2dB減衰させました。
初めからネットワークを作る場合は直列に3.6Ω、並列に10.0Ωで良いでしょう。
吸音材はだいぶ減らしました。裏板・天板・側板の片側に一枚ずつとしました。
これで聴いてみると大変バランスが良くなりました。
低音から高音までほぼフラットな聴感になりました。
これで今までになくどんなジャンルでもそつなく再生できるようになりました。
スピーカーの調整はほんとに難しいですね。
シミュレーションと実際とはやはり違いますから。
それを色々試行錯誤しながら調整するのが楽しみであり苦しみであるわけですが。
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