CHN-70 2Way スピーカーシステム

以前にTQWTに使っていたものをコンパクトなバスレフに作り変えてみました

spedで計算するとだいたいこんな感じになります。

でもCHN-70v1の周波数特性がかまぼこ型で1.5kHzに山があるのでこんな凸凹にはなりません。

ツィーターのT20-8はほぼ平坦です。

これらを合成すると次のようになります。

以前はこれでいいかなと思っていましたが、聴いてみるとちょっと高音がきつめに思えたので2Ωを直列に入れて約2dB低くしました。ピンクの線で書いたような感じになります。

制作過程は前回のものと変わりませんので説明は省きます。

色はライトグレーを選びました。CHN-70v1のコーン紙がそんな感じの色なので。

サランネットも同じようなライトグレーにしました。

今回のは前回よりちょっと大きいからかネットを支えるのにマグネットが4箇所ではずれ落ちそうになったので6箇所に増やしました。

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FK10Wを使った2Wayシステムの製作

久しぶりにスピーカークラフトをしました。

コイズミ無線で Fostex と協力開発したオリジナル 10cm ウーファーを安く売っていたので手持ちのツィーターと組み合わせてスピーカーシステムを作りました。

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ワイヤレス イヤホン

今回はクラフトではなく、Bluetooth接続のワイヤレスイヤホンのレビューを書きます。

 

購入した機種はELECOM LBT-NS10WH というものです。

ネックストラップ部は外側がグレーで落ち着いた色合いです。

2時間の充電で8時間の連続再生ができます。

 

特性は一般的で9mmのフルレンジドライバーを使用し再生周波数帯域は20~20000Hzとなっています。

最初聞いてみると思ったより再生レンジが狭く低音寄りのややこもった感じの音でした。

 

エージングすればよくなるかなとも思ったのですが、付属のイヤーピースのフィット感がよくないので手持ちのSonyハイブリッドイヤーピースに交換してみました。上の写真で右ChがSonyハイブリッドイヤーピース、左Chが付属のものです。

 

するとフィット感は当然よくなりました。

でももっと変わったものがあります。

[音]です。

こもった感じはなくなりワイドレンジでフラットな特性に代わりました。

 

イヤーピースでこんなにも音が変わるものなのかと信じられませんでしたが、元のイヤーピースに戻すと音も元に戻ってしまいました。これで確認できました。

 

ワイヤレスで、これだけの音質が得られればCDから録音したりネットからダウンロードした音楽・あるいはネットラジオをスマホで聞くには十分です。

 

ハイレゾを聞くには物足りないかと思いますが、一般使用には問題ないレベルだと思います。

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W3-2141 TLS 作成

四年くらい前にB3Sを使ったTLSを作りました。 制作記事は、次のリンクです。

FC2ブログ 「小型 8cm TLS 作成」

今回は、TangBandのW3-2141に換装してみました。

このユニットは8cm口径ながら最低共振周波数が低くてマグネットも大きいので、良い音が期待できます。

振動板は竹繊維入りのパルプで白っぽい色です。またセンターのイコライザーは特殊な形状で高音域の特性を改善しています。エッジは幅広で繊維で強化してあるようです。

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ND91-4 本格2Way化

去年作成したND91-4の2Wayスピーカーを本格的なネットワークに変更しました。

上に回路図と写真を載せます。

 

フルレンジと-6dB/Oct.のハイパスフィルターというシンプルなものから、低音・高音ともに-12dB/Oct.のネットワークに変更しました。

ND91-4には、0.22mHと6.8μFのローパスフィルターに47μFと4.3Ωのインピーダンス補正を入れました。

T20-8には、2.7μFと0.27mHのハイパスフィルターに3.9Ωと8.2Ωのアッテネーターです。

クロスオーバー周波数は5350Hzとなります。

 

これで、音楽を聞いてみました。Carly Rae JepsenのE•MO•TIONというアルバムです。

前に比べると音がリアルです。ヴォーカルがとても美しいです。

そしてシンバルなどの高音も濁りがなく耳に痛くありません。

バスドラは量感は少なくなりましたがレスポンスが良くなって前よりも引き締まって聴こえます。

ネットワークでこんなにも音が変わるとは驚きました。

 

このスピーカーは元々低音の再生能力は高いと考えていましたが、中音から高音もとても良くなって満足です。

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サランネットも作ってみました


サランネットも作りました。


1. 角材を組み立てて、枠を作ります。

    ボックスを作ったあまりの材料で作りました。

    大きさは現物合わせで適当に決めました。


2. 面取りをします。

    下の丸い部分は鋸で大まかに形を作っておいてサンダーで整えます。

    その後トリマーを使って全周を面取りします。


3. アイボリーに塗装します。

    スプレー塗料が余っていたのでそれで塗りました。

    ガスが通り抜けないと塗料がうまく乗らないので宙に吊るして塗装しました。


4. ネットを張ります。

    両面テープで固定してからコーナー部分は木工ボンドを薄く塗ってドライヤーで固めていきます。

    最後に全体を瞬間接着剤でがっちり固定しました。


5. 裏には、画鋲を打ち込みます。

    位置決めをして画鋲をハンマーで打ち込みます。


6. スピーカー側には、マグネットを取り付けます。

    100円ショップで売っているネオジウムマグネット(ピン型クリア)を取り付けます。

    Φ7mmの穴を開けてからピン側をハンマーで打ち込みます。


7. 完成しました。


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ND91-4 MDBR の製作

前回は、ND91-4を使ったバスレフ2Wayスピーカーを作りました。

低音の迫力は思った以上でした。

さらに重低音を出せないかと思案した結果、ダブルバスレフにしようと思いました。


設計をしてみると以下のようになりました。

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ND91-4 2WAYの制作

DAYTON AUDIOの9cmフルレンジを使った2WAYシステムを作りました。

今までは、大型のトランスミッションラインのボックスに入れていましたが、

あまりマッチしていなくて、思ったほどには低音が出ていませんでした。

そこで、今度はごく小さな箱で十分な低温を出してやろうと思って

小型バスレフにしました。


設計図は、一番目の写真です。

内容積 約2.5Lのバスレフです。

このフルレンジは、特性が低音寄りで高音が足りないので

ツィーターを追加して2WAYにします。

バスレフのダクトは水道パイプを使いますが、

長さを奥行きよりも長くしたいのでエルボーで曲げています。

また、ダクトの出口は少し絞っています。


二枚目の写真が材料です。

以前に使った板材が余っていたので、それを使いました。


三枚目は、組み立てがほぼ終わるところです。

ダクトが途中で直角に曲がっているのがわかります。


最後は、完成してセッティングしたところです。

バイクの模型と比べても小さいことがわかりますね。


試聴ですが、ノラ・ジョーンズの「Feels like home」を聞きました。

音のバランスが良いです。

しっとりとした歌いっぷりで聞きほれます。

低音もしっかり出ています。 

これは、コンパクト・リファレンスとして使えそうな出来栄えに仕上がりました。




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USB DAコンバーターの制作

長年使ってきた CREATIVE の DAコンバーターがとうとう壊れてしまったので、

ヨドバシ.comを見ていたら、USB DAコンバーターのモジュールキットを売っていたので

買いました。(EKジャパン イーケージャパン PS-3249R [USB-DACモジュール] 価格は3.980円)

プリント基板に極小の部品は初めから取り付けてありましたが、

それ以外は小袋に分けて部品が入っていました。

はんだ付けをして完成です。所要時間は1時間ほどでした。

プリント基板そのままでは、ほこりが入ったりしてよくないので、

100円ショップのタッパーに組み込みました。上出来です。


一時的にパソコン本体のオーディオ出力からアンプに接続していましたが、

音がこもっていて、ビデオなどの台詞が聞き取りにくかったりしました。

また、周波数レンジも狭くてトランジスタラジオで聞いているようでした。

こりゃー、耐えられないと思いました。


新しい DAコンバーターに付け替えてみたら、思った通り良い音です。

ひずみは少なく台詞が明瞭になり、周波数レンジも広くなりました。


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FR084WA01変形 ダブルバスレフ

前回作ったバスレフでは低音の量感が足りなかったので、今回は ダブルバスレフでどうなるか実験してみました。

普通のダブルバスレフではなく、オリジナルの定在波を抑止する構造にしてみました。

基本の設計図は下記のとおりです。

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SPのチャンネルデバイダーによるマルチアンプ駆動

FOSTEXから、2Wayチャンネルデバイダーが安く発売されたので、それを使ってSPをマルチアンプ駆動で鳴らすことにしました。

 

今までは、1台のアンプで低音用と高音用のSPを鳴らすために、アンプとSPの間にデバインデングネットワークという回路をつけていました。

下の写真が、そうです。

 

チャンネルデバイダーというのは、音楽信号をアンプの前で低音用と高音用に振り分けて、それぞれを別のアンプで増幅し、SPを鳴らすというものです。

こうすると何が良いのかというと、

  1. アンプとスピーカーの間に何も入らないので、ダイレクトなSP駆動が可能になり、より生の音に近い再生が可能になる。

    特に、デバインデングネットワークでは、低音用の回路にコイルが直列に入るので、その直流抵抗があるため、低音の迫力が削がれてしまう。

  2. スピーカーは磁石の中にボイスコイルをおいてそれに振動板をつけており、ボイスコイルに音楽信号を流して音を発生しているが、低音では振幅が大きくなりファラデーの法則によって逆起電力が起きて見かけのインピーダンスが上昇する。デバイデイングネットワークでは、インピーダンスが一定だという前提条件で減衰特性を計算しているので、その逆起電力を吸収するためにインピーダンス補正が必要となる。しかし、チャンネルデバイダーを使えばその必要がなくなる。
  3. チャンネルデバイダーでは連続可変でクロスオーバー周波数を変えられるので、最適な周波数が選べる。
  4. チャンネルデバイダーでは、高音のレベルを連続可変で変えられるので、低音と高音のバランス調整が簡単にできる。

ただし、アンプが2台必要になります。

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小型スピーカーの製作

お盆休みを利用して、小さなスピーカーを作りました。

使うスピーカーは Wavecor FR084WA01 です。設計図は一番目の写真です。

完成図は二番目、セッティングは三番目の写真です。


10時間くらいエージングしてだいぶ良くなりましたが、小型ということで低音がもうちょっと出ればなあという感じです。それでイコライザーで250Hz以下を約3dBブーストしてみました。すると丁度良くなりました。


ユニットが小さくて高音もバッチリ出ているので音の広がりがピカイチです。

低音を少しブーストしたおかげで低音の迫力も結構あります。

目をつぶって聞いているともっと大きなスピーカーがなっているように思えます。


手軽でいい音が楽しめるスピーカークラフトは、まだやめられませんよ。

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FX120 ダブルバスレフの制作

前回、FX120のTLSを作りましたが、ホーン長が短くて、

中低音はよく出るのですが、それよりも下の帯域がスパッと出なくなって、

ちょっと残念でした。


そこで、今度はダブルバスレフにして低音再生の限界に挑戦しようと思いました。

設計は、SpeakerEditorというフリーソフトを使いました。


これが、設計図です。


これを元に、板取図を作ります。

板は、15mm厚のMDFを使いました。

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Fostex FX120 を使ったTLSの作成

ヤフオクで、中古の高性能12cmフルレンジユニット FX120 を入手しました。


どんなボックスにしようか色々考えてみました。

標準のバスレフ、あるいはダブルバスレフかとも思ったのですが、

ここは、TLS(トランスミッションライン)で行ってみようかと決めました。


まず、いろんな条件でシミュレーションして見ました。

それで、気に入ったものを使います。


私が選んだのは、ポート長740mm、入口開口半径99mm、出口開口半径26mmです。


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CHR-70v3を使ったバスレフボックスの制作

以前に、バックロードホーンの改造記事を書きました。

その時に使用したユニット(W4-1320SIF)用にと、

注文してあった、カット材が余ってしまいました。

それで、トラスミッションラインでは、結果が良くなかった

CHR-70v3をそのボックスに入れてみることにしました。

設計図は、上記のとおりです。

少し変更したところは、バスレフダクトを裏面にして、

バッフルを交換できるようにしたことです。

これで、他のスピーカーユニットも使えるようにしました。

またバスレフダクトは、長さを調節できるものにしました。

使用するスピーカーユニットに合わせて、長さ調節ができます。

 

このスピーカーユニットは、高音域の特性が優秀で、

スピーカー正面から30度ずれても、あまりレベルが落ちていません。

だから、ツィーターは無しで大丈夫だと思います。

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10cmフルレンジ → 13cm 2Way への改造

以前にMarkAudioの10cmフルレンジスピーカー(CHR-70v3)を使った

TLS(トランスミッションライン)ボックスを作りました。

その設計図と、シミュレーション結果は次のようになりました。

外観も一緒に載せておきます。

この結果から見ると、低音は45Hzまで出ているのですが、

実際に音を聞いてみると、低音不足でした。

吸音材を減らしたり増やしたりして、いろいろ試してみましたが、

もう一つ、気に入るようにはなりませんでした。

このユニットは、やはりバスレフで使ったほうが良いと感じました。

 

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バックロードホーンの改造

ずいぶんと前に、FostexのFE108EΣを使ったバックロードホーンを作りました。

設計図や制作経過・完成時の様子は画像を見てください。

ただ、このスピーカーは好みが分かれるようで、

私としては、低音があまり出ないので失敗作だったかなと思い、

ずっとテレビ用に使っていました。

でも、最近になってTangBandのW4-1320SIFを使ったバックロードホーンの記事を

誰かのブログで見ました。

そして、結構低音が出るという結果だったので、

改造に乗り出すことにしました。

 

まず、W4-1320SIFはFE108EΣに比べて奥行きが長くて、

そのままでは、入らなかったのでオーバーバッフルを作って

それに取り付けることにしました。

 

また、シミュレーションしてみると、低音が100dBくらい出ているので、

このままでは、高温不足になると思い、VifaのBC25SC06-04をツィーター

として高温用に追加することにしました。

 

あとは、ボックスが長年の日焼けで色が変わってしまって、

斑になっているので、側板をブラウン、それ以外をアイボリーで塗装しました。

ツィータースタンドも、一緒に作りました。

 

ツィーターは、低音カットのために、4.7μFのコンデンサを接続して

アンプにつなぎました。

 

さて、待ちに待った音出しです。

低温と高温のバランスはとてもよいです。

試しに、ツィーター無しでも聞いてみましたが、

やはり予想通り、高音が物足りませんでした。

 

音の特徴として、高音になるほどスピーカーの正面だけでしか

聞こえなくなってきます。

特に 10,000Hz以上となると、もう超音波の世界になってくるので、

フルレンジだけでは、音の広がりが悪くなります。

 

ツィーターは高音専用に設計されたものだけに、

20,000Hz位まで十分に音が拡散されて、

聴取位置に関係なく、どこでも同じような音のバランスで

聞こえるようになりました。

 

これは、とても気に入りました。

部屋中に音楽が充満している感じになります。

美味しいものを食べると、満足しますが、

音楽も、良い音で聞くと美味しく感じます。

一日中、音に浸っていたいと思うくらい、

良い出来だと、自分では思いました。

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趣味はスピーカーの自作です

今、一番お気に入りのスピーカーは、Dayton ND91-4と

HiVi T20-8を使った2Way-Systemです。

はじめは、ND91-4をフルレンジで使っていましたが、

高音が物足りなくて、トゥイーターを追加しました。

50W+50Wのデジタルアンプで駆動すると、最高です。

Dayton ND91-4 2Way Syatem
Dayton ND91-4 2Way Syatem
サブバッフルの加工
サブバッフルの加工
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