前回作ったバスレフでは低音の量感が足りなかったので、今回は ダブルバスレフでどうなるか実験してみました。
普通のダブルバスレフではなく、オリジナルの定在波を抑止する構造にしてみました。
基本の設計図は下記のとおりです。
実際の内部構造は写真のようにしました。
第一空気室は左上の三角形です。
第二空気室は下の台形部分です。ここは穴がたくさん入った仕切り板で分割して、定在波が発生しないようにしました。
仕上げは木工用蜜蝋クリームで行いました。
完成写真とセッティングの様子はこの通りです。
まず、吸音材なしで聞いてみます。
カーリー・レイ・ジェプソンのE・MO・TIONです。
結構いいですね。でも聞いていると低音が少しブーミーな感じです。
少し吸音材を詰めることにします。
どうでしょうか。
うーん。もうちょっとですかね。
では、ダクトの中に薄く入れてみましょう。
今度はどうでしょうか。
あぁ、良くなりました。
これは、いいです。
8.4cm口径とは思えないスケールの大きさです。
それでいて小口径フルレンジの音像定位の良さはそのままです。
サブシステムというより、メインシステムとして使えるスピーカーに仕上がりました。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 追記 21015.09.13
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セッティングを変えました。
前回は床に直置きでしたが、こうすると低音が膨らむので床から離しました。
こうした場合は、吸音材をすべて取り去った状態でバランスよくなりました。
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