FR084WA01変形 ダブルバスレフ

前回作ったバスレフでは低音の量感が足りなかったので、今回は ダブルバスレフでどうなるか実験してみました。

普通のダブルバスレフではなく、オリジナルの定在波を抑止する構造にしてみました。

基本の設計図は下記のとおりです。


実際の内部構造は写真のようにしました。

第一空気室は左上の三角形です。

第二空気室は下の台形部分です。ここは穴がたくさん入った仕切り板で分割して、定在波が発生しないようにしました。


仕上げは木工用蜜蝋クリームで行いました。

完成写真とセッティングの様子はこの通りです。

 

まず、吸音材なしで聞いてみます。

カーリー・レイ・ジェプソンのE・MO・TIONです。

結構いいですね。でも聞いていると低音が少しブーミーな感じです。

 

少し吸音材を詰めることにします。

どうでしょうか。

うーん。もうちょっとですかね。

では、ダクトの中に薄く入れてみましょう。

今度はどうでしょうか。

あぁ、良くなりました。

 

これは、いいです。

8.4cm口径とは思えないスケールの大きさです。

それでいて小口径フルレンジの音像定位の良さはそのままです。

 

サブシステムというより、メインシステムとして使えるスピーカーに仕上がりました。



>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>   追記    21015.09.13   <<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<


セッティングを変えました。

前回は床に直置きでしたが、こうすると低音が膨らむので床から離しました。

こうした場合は、吸音材をすべて取り去った状態でバランスよくなりました。