バックロードホーンの改造

ずいぶんと前に、FostexのFE108EΣを使ったバックロードホーンを作りました。

設計図や制作経過・完成時の様子は画像を見てください。

ただ、このスピーカーは好みが分かれるようで、

私としては、低音があまり出ないので失敗作だったかなと思い、

ずっとテレビ用に使っていました。

でも、最近になってTangBandのW4-1320SIFを使ったバックロードホーンの記事を

誰かのブログで見ました。

そして、結構低音が出るという結果だったので、

改造に乗り出すことにしました。

 

まず、W4-1320SIFはFE108EΣに比べて奥行きが長くて、

そのままでは、入らなかったのでオーバーバッフルを作って

それに取り付けることにしました。

 

また、シミュレーションしてみると、低音が100dBくらい出ているので、

このままでは、高温不足になると思い、VifaのBC25SC06-04をツィーター

として高温用に追加することにしました。

 

あとは、ボックスが長年の日焼けで色が変わってしまって、

斑になっているので、側板をブラウン、それ以外をアイボリーで塗装しました。

ツィータースタンドも、一緒に作りました。

 

ツィーターは、低音カットのために、4.7μFのコンデンサを接続して

アンプにつなぎました。

 

さて、待ちに待った音出しです。

低温と高温のバランスはとてもよいです。

試しに、ツィーター無しでも聞いてみましたが、

やはり予想通り、高音が物足りませんでした。

 

音の特徴として、高音になるほどスピーカーの正面だけでしか

聞こえなくなってきます。

特に 10,000Hz以上となると、もう超音波の世界になってくるので、

フルレンジだけでは、音の広がりが悪くなります。

 

ツィーターは高音専用に設計されたものだけに、

20,000Hz位まで十分に音が拡散されて、

聴取位置に関係なく、どこでも同じような音のバランスで

聞こえるようになりました。

 

これは、とても気に入りました。

部屋中に音楽が充満している感じになります。

美味しいものを食べると、満足しますが、

音楽も、良い音で聞くと美味しく感じます。

一日中、音に浸っていたいと思うくらい、

良い出来だと、自分では思いました。

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コメント: 2
  • #1

    さあ (金曜日, 29 8月 2014 11:51)

    すごーい!
    お元気ですか?

  • #2

    96 (金曜日, 29 8月 2014)

    たくさんスピーカー作ったんですね